節目には大文字山に登りたくなるんです
公開: 2023-11-30 改訂: 2023-11-30
節目には大文字山に登りたくなるんです。
大文字山といえば、お盆のイベント「五山の送り火」でもお馴染みのあの大文字山です。京都東山の銀閣寺に向かう坂道の脇からそのまま気軽に登ることができます。
近所のご年配の方から幼稚園児まで幅広い年齢層の方達がよくハイキングをされていて、とても気軽に登ることができるちょうど良い標高です。
僕はたまたま大学が大文字山にとても近かったということもあり、学生の頃からよく登っていました。
ゆっくり歩いても30分くらいで大の字の場所まで登ることができて、とても気軽に登れるというのも理由としてありましたが、やはり一番は「景色が良い」ことですね。
大文字山は標高が465メートルほどなのですが、あの大の字の位置からだと京都市内を一望することができます。京都タワーが131メートルほどなので、京都に来たことがある方なら「あ、確かに高い場所なんやな」ということは理解できるかと思います。
実際に登ってみると、京都市全体がまるでミニチュア模型であるかのようにあたり一面に広がっていて、とても爽快な気分になります。実際、京都市のわりと広い範囲であの大文字を目にすることができるのですが、それはつまり、大文字側からも京都市の至る所が見えるということを意味しているので、当然といえば当然です。とはいえ、やはり実際に目にしてみると圧巻の景色だと思います。
また、春には鴨川に桜が咲いている様子を見ることもできますし、秋にはあたりが紅葉している様子も眺めることができます。文字通り、京都市の全てを感じられる場所です。
僕がなぜ学生の頃に大文字山に登り始めたのかは正直全く覚えていないのですが、メンタルが不安定で思い悩むことの多かった青年 RikiyaOta にとってはリフレッシュできるお気に入りの場所でした。今でも京都で一番好きな場所です。
そんなこんなで、大人になった今でも節目の時には登るようにしています。たとえば年始、お正月ですね。
「今年はこんな一年にするぞ〜」みたいな、新年の抱負的なものを大文字に座って考えたりすることを毎年の儀式としてやるようになりました。
逆に言うと、節目の時以外に安易に登るのを自分で禁止しました。あの爽快感が登るたびに薄くなってしまうのが怖いというのもありますし、大切なタイミングで気持ちを切り替えられる数少ない場所なので、使い所はきちんと納得がいくものにしたいというのが理由です。
今日11月30日は、12月から転職して新しい会社で働き始めるという大きな節目ということで、再び登ってきました。前回登ったのが2023年の1月頭なので、約10ヶ月ぶりだったみたいです。
今回も1人でゆっくり歩いて登っていましたが、毎回防寒の具合が難しいんですよね〜。登る時って、基本的には登っていて(変な日本語。)体力を使うので、わりと最初の段階からずっと暑いんですよね。めちゃくちゃ汗をかくので、登っている最中は当然上着は脱ぎますし、袖もまくって半袖状態です。
そしていざ大文字まで到達すると、風を遮るものが何も無くビュンビュン吹いているので、すぐ寒くなってしまいます。ちょーむずい。
まあ今回も、厳しい秋風が容赦なく僕の体温・体力を削ってくる中で、新しい会社で働き始める上でのマインドや目標などを整理してきました。
前職で不満に感じていた点を解消するための転職という側面も大きかったため、また新しくチャレンジができることにとてもポジティブで楽しみな気持ちがあります。
とはいえ、ある程度ポテンシャル込みでご期待いただいているところも多く、しっかり期待していただいた分あるいはそれ以上のバリューを出せるのかという不安も正直あるにはあります。言語も新しく経験するものになりますし、優秀なメンバーの方も多いです。
しかし、新しい環境である程度の不安や緊張があるのは人間として当然な気がします。仮に今の僕と同じ状況にある人がいたなら、「大丈夫だよ、君ならできるよ!」と声をかけたくなる気がしたので、誰かがそんな声かけをしてくれたと自分に暗示して今この文章を書いています。
来年には30歳になります。僕自身は何も変わらないですが、周りからの見られ方が変わる年齢に差し掛かっていることは重々理解しています。
しっかり組織が目指している世界に少しでも近づけるよう貢献をしていきながら、公私両面で自分自身の成長に向けた取り組みもしていき、より一層自身の幸せを追求していきたいなと思います。そんなことの詳細を大文字山の上で考えていました。
さて、ぼちぼちやっていくぞ〜〜〜🙌
P.S.
まじで寒すぎた。体ガタガタ振るわせながらスマホのメモに思考をまとめていました。よく考えると、ここ数年は寒い時期にしか登っていない気がする。。。