仕事においての心持ちが変わってきた話

公開: 2023-12-24 改訂: 2023-12-24

いよいよ年末ですね。

これを書いているのが12月24日、クリスマスイブの夜ですが1人で自宅で過ごしています。この記事を書き終わったら少し賀茂川を散歩してこようと思うので、サンタクロースさんよ、その時がチャンスだぞ。


あまりにこの数年同じ思考がぐるぐるしてきたのと、環境が変わったことで心持ちが変わりつつあることから、いい加減に言語化しておきたいと思います。

注意:ただ単に個人のコンプレックスの話をするだけです。「そんなもんだよ」「そんな時期があるのが普通」みたいな寄り添った言葉もいらないし、もちろん誹謗中傷も受け付けておりません。恥部が過ぎる。

どうにも他人と比較をしてしまう

もうこの一言に尽きます。

記憶にあるのは中学生くらいからですかね。同じクラスのとても勉強のできる賢い子がいました。その子は塾にも通って勉強を頑張っていて、結果的には高校は国立の進学校に進学しました。

僕も一応勉強ができる方ではあったのですが、僕の場合は本当にたまたまできていただけで、中間テストや期末テストでなかなか勝てた記憶がありません。

僕自身もそれなりに良い成績だったはずなので、素直に「よくできたね」と自分を褒めてあげればいいと今は思うのですが、その時の僕の思考は「大したことないな」だったんですよね。子どもらしくない可愛げのない思考回路だなと思います。この思考回路が基本路線を変えずに今に至るまで残っているので怖いですね。

高校に進学してもそれは変わらずでした。

地元の進学校に進みましたが、特に受験期になると違うクラスにとても賢い子が2人くらいいました。結果的には2人とも東大に進学した気がします。

その時の僕も、確か学年5位には入ったことあるくらいにはお勉強もできていた気がするのですが、先ほどと同じような思考回路のために、自分自身の成果や成長にフォーカスできなかったんですよね。「大したことないな」「できなかったな」ばかりが渦巻いていたように思います。

大学に入っても、もちろん変わりません。いや、むしろ弊害の幅が広がりました。

人生の夏休みと巷で囁かれている花の大学生、僕のようなガリ勉インキャばかりではありません。部活や恋愛、アルバイトなど様々な"課外活動"に勤しむ人たちを観測することが容易な時期でした。

一方の僕は勉強している思い出が強く、サークルもアルバイトも恋愛も、どれも中途半端だった気がします。

そしてその勉強についても、やっぱり周りにはとんでもなく優秀な学生が多かったです。

特に僕が入った学部は、他の学部の学生がテスト期間終了後に「やっと遊べる!」と声高に叫んでいる時に、「やっと好きな勉強ができる!」とウキウキ自主ゼミをするような変態の巣窟でした。

僕自身もそれなりに楽しんで学問に励んでいたと思うのですが、これまで経験してきた秀才とは比較にならないぐらい優秀な人たちを目の当たりにして、どんどん活力が削ぎ落とされていきました。そして卒業間近であからさまに弊害が出てしまいました(それについては割愛)。

とにかく、自分に自信がないんです。

だって、いつも周りには自分より優秀な人がいるから。

振り返って、特に怖いなと思ったのが、

  • 別に誰かからプレッシャーをかけられたり、ネガティブな言葉を投げかけられたわけではない。
  • 自分の成果・成長に全くフォーカスしていない。

なんですよね。

1点目なんて、言ってしまえばただの『良い子ちゃん被害妄想』ですよ。「お前は優等生なんだから、ちゃんとできて当たり前だよな?」みたいなことを学校の先生から言われ続けていたならこんな思考回路になってもおかしくないと思います。でも僕はわりと誰からも何も言われず自由にやってきたはずです。なのにこの思考回路になるのは、ちょっと怖いなと我ながら思います。

2点目についても良くなかったです。たとえば自分がテストで90点を取れたなら、「90点取れてすごい!よく頑張った!」でいいんですよ。なのに僕は「大したことない」しか思ったことがないです。大学に受かったり就職できたりプロジェクトを完了したり、いろんなマイルストーンがあったのにどれも「大したことない」しか思えませんでした。

この1年半くらいは、まあ色々ありまして、周りにあまり自分がコンプレックスを感じるような優秀な人がいなかった(優秀な人がいないと言う意味では無い)ので、わりと気持ちは落ち着いていたのですが、現職に就いてから少し復活してきました。

みなさんとても人格者なのであまりしんどい思いをすることなく頑張ることができていますが、やはり日々の仕事の中で上述のような気持ちになることがあります。

正直、流石にそろそろしんどいんですよね。

そういった危機感からなのか生存本能なのかわかりませんが、最近少しづつ思考回路の変化を感じています。

僕が感じていたコンプレックスは、要は『相手の得意な物差しに自分を合わせる』ことがよろしくない点だと理解しています。

例えば、Aさんは数学が得意でテストで100点を取りました。僕は物理で100点を取りましたが、数学で90点しか取ることができなかった場合、僕はAさんの得意な『数学の点数』という物差しを何処かから持ち出して「大したことないな」と自分自身を評価していました。たぶんね。

大人になってからもそうですね。

わかりやすいのは「年収」とかでしょうか。あるいは「こんな有名な会社で働いていました」とかですかね。

僕は上記の物差しだとクソ雑魚すぎて、コンプレックスでにっちもさっちも行かなくなります。

ですが、今僕は1人の職業エンジニアとして会社という組織に属しています。

組織は、組織が存在している理由・目的があります。ミッション・ビジョン・バリューという形で明文化している企業様も増えてきましたね。

そんな組織に属する個人に求められることって、『組織の目標達成に貢献すること』でしかないんですよね。『この物差しで一番を取れ!』ではない(ことが多い。そんな業界・会社もあるかもしれません)。

なので僕はこの頃、いかに組織の目標達成に貢献できるのだろうか?という思考回路で考えるようになってきました。(とはいえまだ入ったばかりなのでマジで見えない)

その思考回路でいると、とても良い影響が自分の中で2点ありました。

  1. 自分の成長や成果にフォーカスできる。
  2. 周りの人が比較対象ではなく強い仲間に見える。

1点目は少し触れていましたが、今までの僕が自分に下してきた評価は「大したことない」でした。それが「自分は何ができるのか?」「何ができるようになったのか?」「何を成し遂げたのか?」に変わりつつあるので、とても健全で意味のある思考回路であると考えています。そもそも大人にもなると、育ってきた環境やバックグラウンドなど、全てがあまりに違いすぎるので、比較なんてできるわけないんですよね。でも、自分自身との比較ならある程度意味のある比較ができるので、そこにフォーカスできることはとても有意義だと思います。

2点目も僕にとっては大きいです。比較対象であると、Aさんができることは僕もできるようにならないと・・・とか、Bさんはあれができるのに僕はできないから駄目だ。。。という思考になってしまいます。しかし、同じミッション達成の仲間だと思えると、自分ができないことを質問してできるようにしたり、指摘を受けて自分の仕事を改善したりすることができます。言い方は悪いですが、周りを『使う』ことで自分自身の成長に繋げることができます。また、周りの人と同じような仕事ができるようになった場合でも、今までの僕なら「大したことない」で済ませますが、今の僕なら「周りの人の負荷を減らせたり、チームとしてできることが増えるな」と考えられます。これは全く次のステップが変わるように思います。

特に今回の転職では、そもそも会社のミッションに共感したことが理由で入社を決めたので、上記の思考の切り替えは自分の中でも納得感があります。

その意味でも、自身のコンプレックスを払拭する良い機会になりそうな予感があります。

とはいえ、上記の思考はあまりにお花畑がすぎるよなという考えもあります。

日本だと会社員であれば解雇されることはあまり無いですが、そんな時代がいつまで続くかわかりません。会社がいつまで続くかもわかりませんし、個人的な事情で転職せざるを得なくなるかもしれません。そんな時には、露骨に競争に晒されてしまいます。ガッツリ比較されます。

なので、しっかりと競争を意識した取り組みもしていかなければならないなとも思っています。

ただしただし、会社としてのミッション達成にしっかり頭を使えば、いろんな経験やスキルが身につくと思います。そして、僕はその過程でいろんな学びができる自信があります。なので、その点はある意味あまり気にしていないかもしれません。それよりも、このようなコンプレックスを抱えたまま生活をすることのデメリットがデカすぎます。キツすぎる。その辺りのバランスをうまくとりつつ、自分のスキルを伸ばしていく道を探りたいですね。


はい、最近考えていたことは大体書きました。細かいことで書けていないことはめちゃくちゃありますが、だんだん前向きになれてきたということが書き残せたと思うのでそれで満足です。誰に何を言われても気にしません。幸せのあり方や感じ方は人それぞれなんです(『人それぞれ』って考え方も昔は好きじゃなかったんですよね、なんか思考停止な気がして)。

兎にも角にも、今の僕はアラサーにもなって会社ではペーペーです。まずは目の前の仕事をきちんとやり切って、その過程も大切に知識やスキルを蓄えて、充実した2024年を過ごしたいなと考えています。

以上。

では、賀茂川に散歩に行ってきます。